地元駅前の女性専用ジムでも、受付の女性がいきなり「あれ、行きました? 万博」と聞いてくる。そこに通うおばちゃん同士も「万博行くときの予約は紙でもいけるわよ~」と教えあっている。同世代の奥様たちで行くゴルフ会でも「あなた、海外行っていたからさすがにまだ行ってないでしょ? 万博、良かったわよ~私、通期パス買ったわ!」。おお、ここにも通期パス購入者。Facebookでも「イタリア館の入り方はこうだ、そしてネタバレになるが中で実は云々」とか書いている友達がいます。どこもかしこも、とにかく大阪のおばちゃん間で「万博……もう行った?」とささやきあう声が聞こえてきたのです。
大阪のおばちゃんとしていざ乗り込んでみたら
電子チケット入手方法のわかりにくさについてはさすがに当初から話題で、多くの人たちにとってこれを乗り越えるのは大変だろうと話を聞いて思っていたのですが、それもおばちゃんたちは根性で乗り越えていっています。
そもそもアイドルやアニメなどの「推し活」をしている人たちは、すでにコンサート・イベント入場でデジタルチケットの洗礼を受けているようなのです。彼女たちはこの万博でもちゃんとスマホで「万博ID」を取り「チケットID」を取ったようで、それが難しい人も、コンビニなどで紙チケットやチケット引換券をゲットしていました。さらに高齢の人たちはいったい、どうやって会場に入っているんでしょう。
乗り遅れてはならじ、とにかく暑くなる前に、というわけで、ついに私たち夫婦(夫は60歳、私は58歳)も、ゴールデンウィーク明けの木曜日を狙ってようやく行ってきました、会社を休んで。私も夫も平日の全日券(6000円)、メールアドレスを用意してスマホで新規登録、万博IDを得てチケットIDも買い、得たQRコードをスマホの写真フォルダに保存。入場予約というものもしなければならないようで、午前10時に東ゲートを登録。7日前のパビリオン予約もこなしたうえで当日に備えた次第です。