だから私はおばちゃんとしての戦いに負けた

万博協会は4月13日~10月13日の会期中、2820万人の来場を見込んでいます。自分が行った平日は13万人、協会目標の1日平均15万人には届いていなかったわけですが、それであの混雑と行列。そもそもの見込み数があのインフラのキャパシティを超えているのではないのか、という気がします。

また、車で現地に行くのは結局駐車場代が高くつく(パークアンドライドで最大7500円)と考え、地下鉄で夢洲駅まで行ったことも、混雑のなか負けを喫した一つの理由に思えます。地下鉄の駅に直結しているのは東ゲートのほうであり、その東ゲートこそ最大の混雑ポイントだからです。そもそも東ゲートに向かう道すがら、地下鉄の乗換駅・本町駅の狂気に満ちた朝の混雑ぶりに、のっけから気を呑まれてしまいました。より空いているのは明らかに西ゲート。その西ゲートへはパークアンドライドやシャトルバスを使うことになり、それはそれでかなり面倒な道行となります。私の家から行くには、ですが。

並びたくないがゆえの予約取りにも負けましたし、ゲート選択でも負け、歩き回る体力でも負け、夜のドローンを楽しむまで粘るという気力でも負けた、というわけなのでした。私はおばちゃんとしての戦いに負けたんですね、万博で。

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