重症の無呼吸を放っておくと本当にヤバい

渡辺 うちの夫は痩せてますけど、たぶん無呼吸。いびきをかいてて、ときどきカッと止まるんです。それで数えるんですよ、1、2、3って。で、15秒ぐらいでカフッって元に戻るから大丈夫かなって(笑)。

柳沢 いやいや頻繁に止まるなら治療が必要。脅すようですが、重症の無呼吸を放っておくと本当にヤバい。

渡辺 どうなるんですか?

ADVERTISEMENT

柳沢 論文が出ていますが、重症の無呼吸を無治療で放っておくと、10年強の間に、脳卒中、心筋梗塞、大動脈解離などで命を落とす確率が2割近いと。

渡辺 ひえ~っ!

 

◆入眠時に足のピクピクを感じたり、寝ることが面倒になることがあるという松本孝美さんの悩み、「失われた30年」は睡眠不足が原因だと考える柳沢先生の睡眠の価値観について、女史会メンバーの睡眠脳波測定の結果グラフなど、全ページは『週刊文春WOMAN2025夏号』でお読みいただけます。

やなぎさわまさし​/1960年東京都生まれ。筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構機構長・教授。31歳で渡米し、24年間にわたりテキサス大学にて研究室を主宰。米国科学アカデミー正会員。紫綬褒章、朝日賞、慶應医学賞、文化功労者、ブレークスルー賞、クラリベイト引用栄誉賞など受賞多数。2017年、筑波大発のスタートアップ㈱S'UIMINを起業。『快眠法の前に 今さら聞けない 睡眠の超基本』(朝日新聞出版)監修。

のみやまき/1960年北海道生まれ。ピチカート・ファイヴのヴォーカリストとして90年代渋谷系ムーブメントを起こす。モバイル・ファンサロン「おしゃれ御殿」好評募集中。

まつもとたかみ/1965年大阪府生まれ。80年代後半、ソニーなどの名CMでCM女王と呼ばれる。本人がプロデュースした更年期世代の女性に嬉しいアイデア満載の『大人の女史会』×「natiaral」のコラボアパレルが発売中。

わたなべまりな/1970年東京都生まれ。87年おニャン子クラブ解散後はタレントとして活躍。2000年代には台湾旅、ピラティスのブームの火付け役にも。フォトエッセイ「不機嫌ばかりな私たち」(講談社)が発売中。

不機嫌ばかりな私たち

渡辺 満里奈

講談社

2025年5月29日 発売

『大人の女史会』に参加しませんか?

この会で話してほしいテーマ、お悩みをwoman@bunshun.co.jp(件名を「大人の女史会」に)もしくは〒102-8008 東京都千代田区紀尾井町3-23「週刊文春WOMAN」編集部「大人の女史会」係までお寄せください。匿名でも構いませんが、「年齢・性別・職業・配偶者の有無」をお書き添えください。

次のページ 写真ページはこちら