「WAF世界アームレスリング選手権大会」45キロ級世界王者(2005年)に輝き、「JAWA全日本アームレスリング選手権大会」では11連覇(2002~2012年)を成し遂げた山田よう子(49)。17年に復帰し、さらに日本選手権7連覇を重ねる“王者”である。
その山田が2025年5月9日に「浅草公会堂」(東京都)で開催された“ミスコン”に挑戦したという。今年で5回目を迎えた「Miss Viviana Japan(ミス・ヴィヴィアナ・ジャパン)」は年齢、身長、結婚歴、障害の有無を一切問わない“個性重視”のミスコン。エントリーするのは女性起業家、または独立を目指している女性たちである。
筋肉をドレスに包み込み、“強さ”ではなく、“個性”を競ったその結果は——。(全3回の1回目/続きを読む、もっと読む)
◆◆◆
「必ず勝てる腕相撲の場所にいても何にも刺激がないから」と真逆のミスコンに挑戦
——「Miss Viviana Japan」に挑戦しようと思ったきっかけを教えて下さい。
山田よう子(以下、山田) 昨年6月、「AMAZONES(アマゾネス)」というピローファイト——枕を使って相手を攻撃する格闘技の大会に出場したんです。その大会に「Miss Viviana Japan」の主催者で元パリコレモデルの水川美南(みなみ)ちゃんも参加していて、そこから繋がりました。ミスコンに興味はなかったんですけど、かつて自分がアイドルをしていた時、「自分には合わないな」って嫌になって逃げたことを思い出して、挑戦してみようかと思ったんです。
——不得意な分野に敢えて挑戦されたんですね。
山田 苦手なことにチャレンジして、自分を追い込みたかったんです。ドMなのかな(笑)。必ず勝てる腕相撲の場所にいても何にも刺激がないから、自分が不得意な、真逆の世界に行ったらどうなるのかなって思ったんです。
——ファイナリスト36名のご職業は会社経営の他、薬剤師、看護師、運送事務、銀座ホステス、高校生、キッズモデルなど様々でしたね。
山田 私の肩書は「格闘家ママタレント」。オープニングダンスとドレス審査は長女(8歳)と、職業審査は5人の子供全員(11、9、8、8、4歳)と一緒にランウェイを歩きました。