「体のラインが出るスタイルが多くて…」レトロ服を楽しむための“こだわり”
――じゅのさんが思う、レトロ服の魅力は何でしょう。
じゅの 昭和の服は、シルエットがすごくきれいなんです。それに、服の歴史を想像するのが楽しくて。この服は、どんな人に大切にされて、どんな場所にお出かけにいったんだろうって。
――レトロ服は、ボディラインが出るものが多いイメージもあります。
じゅの そうですね。バブルスーツやボディコンなど、レトロ服ってミニ丈や体のラインが出るスタイルが多くて……。
もちろん、どんな体型でもレトロ服を楽しめますが、私は自分の理想とするスタイルで楽しみたいから、パーソナルトレーニングに通って、体型管理をしています。
レトロファッション+今風メイクで「昭和と令和のハーフ」
――ほかにも、レトロ服を着る時のこだわりはありますか。たとえば、髪型やメイクもすべて昭和風にするとか。
じゅの 実は私、メイクだけは令和っぽくしてるんです(笑)。それを見たファンの方が、私のことを「昭和と令和のハーフ」と呼んでくださって、まさにそれだなって思いました。
――「昭和と令和のハーフ」というのは、どういう意味でしょうか。
じゅの 服やアクセサリーは大好きな昭和レトロで楽しんで、でもメイクは自分が一番かわいいと思える令和スタイルで合わせる。
メイクだけでなく、靴もレッドウィングやドクターマーチン、ナイキといった今風のものを合わせることもあります。
これが意外とレトロ服に馴染むんですよね。ファッションの中にちょっとレトロ要素を取り入れるだけでも、十分に“昭和感”を楽しめるんです。
――レトロ服で街を歩いていると、声をかけられることもあるのでは?
じゅの 知らないおばあちゃんから、「懐かしい服着てるわね」って声をかけられることが多いですね(笑)。そこから昔話に花が咲いたりして、楽しいんです。
紫色のバブルスーツ姿に、男子から「一緒に歩けない」と…
――お友だちから、何か言われることはありますか?
じゅの 女の子は「かわいい!」と言ってくれる子が多いのですが、男の子の反応は微妙なときがあって。私がSNSにアップしている昭和レトロコーデの動画を見て、「これなら一緒に歩ける」とか「これはちょっと一緒に歩けない……」なんて、勝手に審査してくることがあるんですよ。

