西側には緑豊かな住宅地。そして東側には…

 といっても、唐木田の町はやはり基本的には住宅地だ。唐木田駅の西側には一戸建てを中心とした閑静な住宅地。

 

 東側は多摩センター方面に続く大通りの向こう側に「ヒルサイドタウン鶴牧」という団地群が並んでいる。

 団地といってもそれほど年季が入ったものではなく、どちらかというとマンションというほうが正しい。いずれにしても、唐木田駅も多摩ニュータウンの一角であることは間違いなさそうだ。

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 町のところどころにアップダウンがあるのは、多摩丘陵を切り開いて造成されたニュータウンだからなのだろう。

幹線道路と大橋が“丘陵の尾根”をつらぬく

 唐木田駅のすぐ南には小田急線の車両基地があって、それを跨ぐようにして東西に大通りが走る。車両基地の上を通る部分は「唐木田大橋」というようだ。

 

 さらにまた、この大通りの名は「南多摩尾根幹線道路」。どうやら、かつて多摩丘陵そのものだった時代には、この場所がちょうど丘陵の尾根だったということなのだろう。

 

 そんな大通りの向こう側には清掃工場や大妻女子のキャンパスなどがあって、そのさらに南は多摩市から町田市に入る。