――アンゴラ村長さんがnoteでオーディション番組『No No Girls』(ノノガ)のことに触れていたのを拝読しました。『ノノガ』があんなに盛り上がるという時代の変化と、アンゴラ村長さんの写真集に対する評価はリンクしているなと感じています。

アンゴラ ちょうど今、時代が変わろうとしている時だったからよかったのかもしれません。私はCHIKAちゃん(『ノノガ』参加者で、現在は「HANA」のメンバー)の歌を聴いてる時に「歌声が素晴らしい」で100パーセント支配されてしまいました。でもCHIKAちゃんは容姿へのコンプレックスにずっと悩んでいたと。

 CHIKAちゃんはデビューに際しての話なのでちょっと違うかもしれませんが、何をしていても関係なくても、まず最初に容姿の話を持ち出してくる人はいます。でもその面でしか人を判断できないのは、こんなにも色んな才能が見つけやすくなった時代にもったいなすぎます。

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――わかります。CHIKAちゃんが歌う『美人』の叫びを聴いて何も思わない人がこの世にいる? って思いました。

アンゴラ いないですよ。あれすごかったですよね!

容姿いじりに「白亜紀のお笑い」と返したことへの本音

――以前テレビで容姿いじりをされた時、アンゴラ村長さんが「白亜紀のお笑い」と返していたのも話題になりました。

アンゴラ あの頃はテレビに出たら当たり前に容姿いじりをされていた感じでした。でも難しいですよね。

――人によってはよかれと思ってやる方もいる。

アンゴラ そういうものだからやってるんだよという。でも影響力の大きなテレビで、初めて会ったぐらいの方から顔をいじられて、私がそれを受け入れてしまうことには怖さがありました。

 そういうやりとりを見た人が会社や学校に「テレビでやってるから」ってそれを持ちこんで、新入社員とかに「お前メッチャ太ってんじゃん」って言ったとしたら、そんなの全然素敵じゃないじゃないですか。これはよくないよな、って。