風潮というのは、一回でできるわけではない
――では2冊目を出そうと思った理由の一つに「まだ届いてないところもある」みたいな感覚もあったのでしょうか。
アンゴラ そうですね。それもありましたし、夜のニュース番組で、プラスサイズモデルの方が出てインタビューに答えていたんですけど「こういう体型の素敵さを伝えていきたいと思った時に、風潮というのは一回でできるわけではなく、いろんな後押しがあって徐々にできあがっていくものみたいなのだ」と。
それを聞いて確かにって思いました。自分が写真集を出して、『No No Girls』が始まって、でもまだ先輩からは体型のことを言われて……少しずつなんですよね。あと、シンプルに紙の写真集が欲しいっていう声をいただいて。前回はデジタル配信のみだったので。じゃあ取れるお金は取っていきたいみたいな(笑)。
女性の「かわいい」ポイントはいっぱいある
――大事です(笑)。1冊目と2冊目で感覚の違いはありましたか?
アンゴラ やっぱり写真集とかグラビアってどれぐらい露出をしてるかみたいな、2冊目になるとそこも期待されると思います。前回よりちょっと頑張りましょうか、みたいなところはあったっちゃあったんですけど。
でも普通にラーメン食べてるとか、お酒を飲んだりとか、猫と触れ合って楽しそうにしてるとか、女性に対して「かわいい」と思うポイントっていっぱいあると思うんですよ。スタイルやビジュアルだけじゃなくて。そういうのをもっと滲み出せるように頑張ったかなと思います。
――かわいさはもっといろいろある。
アンゴラ そうです。無邪気さとか、笑顔とか、切なそうにしていたりとか。そういうの「芸人なのに」って自分でもちょっとツッコむところではあるんですけど、ここは「いや、私は女優だ」という気持ちで。好きな人と過ごしてる時の自然に見えるかわいさじゃないですけど、そんなところを私でも出せるようにしたかったです。




