合格率6割の国家試験も、謎の余裕で乗り越えた
――歯科医になるためには大学を卒業後、国家試験に合格する必要があります。かなりのプレッシャーだったのではありませんか。
矢作 国家試験は当時の合格率は6割ぐらいです。もし落ちたら大学を卒業して、1年予備校に通ってまた受けることになるので、みんなすごいプレッシャーを感じてました。試験前に勉強していると、友達はワーワー泣き始めたりしてましたし。
私自身も2年浪人して入って、しかも1年休学していたので、プレッシャーはあったんですけど、そこでSKE48の経験がすごく役に立ったんです。
――どういうことですか?
矢作 もしSKE48の活動がなければ「私は歯医者になるしかないんだ。合格するしかない」とプレッシャーがかかって、メンタルを病んでいたと思うんです。でもアイドルをやったことで「別に歯医者じゃなくて、他の職業だっていっぱいあるじゃん」と考えられるようになっていたんです。逆に謎に余裕がありすぎて、国家試験2週間前からYouTubeを始めてみたりしてました(笑)。
――すごい余裕(笑)。なぜ始めようと。
矢作 なかなか国家試験までの道のりを配信できる人っていないだろうなと思って。だから一緒に頑張れたらいいなとYouTubeを始めて、ライブ配信をしたんです。
「国家試験に合格したら顔出しします!」と名前も顔も伏せて首から下で配信をしていたんですが、ファンの方ってすごくて「これ、有紀奈ちゃんじゃない?」と気づく方もいて。首から下でなんで分かるんだろう(笑)。
国家資格に無事合格して、約束通り顔を出したら「やっぱり有紀奈ちゃんだったんだ。また何かやってよ」といろんなファンの方に声をいただいて。そのタイミングで、YouTubeを頑張ったりとか、SNSを始めたりしました。
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