2025年8月19日、Nintendo Switch 2向けタイトル『カービィのエアライダー』に関する情報番組が公開された。大きな盛り上がりを見せ、同時接続者数は50万人越え、SNSのトレンドにものぼるほどだった。
『カービィのエアライダー』は、「星のカービィ」シリーズに登場するキャラクターたちがさまざまなマシンに乗って戦うライドアクションゲーム。2003年に発売された『カービィのエアライド』の22年ぶりの新作となる。
確かにカービィは人気のキャラクターだし、Nintendo Switch 2も人気あるゲーム機だ。それにしても、22年も音沙汰がなかったゲームの情報公開で盛り上がるのは不思議に思う人もいるだろう。
『カービィのエアライダー』には盛り上がる4つの理由がある。本作は、ただ古いゲームを引っ張り出してきたわけではないのだ。
『カービィのエアライド』という幻の作品が復活
前述のように、前作にあたる『カービィのエアライド』は2003年に発売されたゲームキューブ向けタイトルである。ゲームキューブは全世界での売上が2174万台で、正直なところ任天堂のゲーム機としては売れていないほうに分類される。
とはいえ、売れていないゲーム機であってもおもしろいゲームが登場するのが任天堂の凄みである。『大乱闘スマッシュブラザーズDX』や『メトロイドプライム』など、愛される作品はしっかりと存在していたわけだ。
『カービィのエアライド』もまた同様のゲームのひとつで、いまや新品未開封品にはプレミアがつき、中古品の値段もそこそこを維持している。また、かつてはユーザーが制作した非公式オンライン対戦バージョンが存在していたりと、とにかく愛されていた作品なのだ。
愛されつつもずっと新作が出ない状況だった『カービィのエアライド』が、ついにNintendo Switch 2向けの新作となって登場する。これだけでも盛り上がる理由といえるだろう。
しかし、盛り上がりの理由はそれだけにとどまらない。

