風俗や個人撮影、裏引きなどを駆使して月250万円を稼ぎ、これまで合計2000万円はホストに注ぎ込んできたというユミさん(34・仮名)。しかし、それだけの金額を支払っても、担当ホストのエースにはなれなかったという。それでも「ホス狂い」だった理由を聞いてみた。
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――月250万稼いでも、1人のホストの一番になれなかったということですか?
ユミ 使ったのは100万ぐらいですけどね。私は売れている人が好きだから、もともとエースになろうなんて思ったことはない。私の担当のエースの子は毎月300万から400万円使ってました。でも月に1回しか店には来ないんですよ。
――どういうことでしょう?
ユミ ホストクラブには締め日(店の売上を計上するその月の最終営業日)しか来ないんですけど、あとはずっと地方の風俗に“鬼出勤”して出稼ぎ。1日から10日までは神戸にいて、11日からは九州にいて……みたいな感じ。それで29日か30日に帰ってきて、締め日にホストクラブに来て一晩で300万使って、そのあとは担当と一緒にマンションで過ごして、次の日からまた出稼ぎ。
――1日しか会わない?
ユミ そう。でもこの担当はマジでちゃんとしてて、エースの子が出稼ぎ行ってる間もマメに連絡とって、メンタル限界そうだなって思ったら出稼ぎ先にも来てくれてたんだって。やっぱり売れている人は、まず嫌なことをしない。いいことをいっぱいするよりは、嫌なことをしない人が売れると思う。
「ホストに100万円使えば、5万円のご飯や10万円の宿が返ってくる。それが一番幸せな瞬間」
――ホストに通っていて、楽しいと思うのはどのような瞬間ですか?
ユミ ホストって、使った分だけプレゼントしてくれたりするんです。あれ、一番いい。2人で5万円ぐらいするような高いご飯に連れてってくれたり、旅行に行っても高い宿に泊めてくれたり。ホストに100万円使えば、10万円の宿が返ってくる。それが一番幸せな瞬間。
――奢りと言っても、元はユミさんのお金ですよね。プレゼントというか、キャッシュバックのような……。
ユミ 私、自分にお金を使うのがすごい苦手なんですよ。
――それは、たとえば服とかエステとか?
ユミ 自分では払いたくない……っていうか、興味ないことに1万円とか2万円とか10万円とか払えないんですよ。

