日の出町はあきる野市の西側に位置し、秩父多摩甲斐国立公園の玄関口にあたる。1983年に当時の中曾根康弘首相とアメリカのロナルド・レーガン大統領が会談し、「ロン―ヤス」関係をアピールしたことで有名な「日の出山荘」はこの地にある。
「学校内」でも目撃されている
あきる野市にあるJR五日市線の終点、武蔵五日市駅周辺では、三内川沿いでクマが目撃されている。このあたりは都心部のような人口密集地ではないものの、民家の近くで目撃されている。しかも赤い丸印なので「1か月以内」の情報だ。
一方、青梅市にある旧明星大青梅キャンパスの敷地内でもクマが目撃されている。
「TOKYOくまっぷ」上では「明星大」となっているが、2015年までに日野キャンパスに統合され、その後はテレビドラマなどのロケ地として使用されていたようだ。現在は2024年1月の能登半島地震で被災した日本航空学園に無償供与されているという。
観光客が大勢訪れるような場所ではないが、それでも学校内でクマが目撃されているのは気になる。
ほか、八王子市方面にも目撃情報が散見されるが、特に高尾山周辺でクマが目撃されているのが目を引く。
都心から近い「気軽に登れる山」でも要注意
高尾山登山の始点となる京王高尾線高尾山口駅の周辺や、高尾山山頂や高尾山ケーブルカー付近でもクマが目撃されている。
高尾山といえばケーブルカーも整備され、都心からも近く、「誰でも気軽に登れる山」というイメージが強いが、決して多くはないもののクマ出没情報があることには注意が必要だろう。
八王子市といえば、大学キャンパスが多く集まっていることでも知られている。ちなみに、クマ出没情報があった高尾山口駅から数百メートルの距離に、拓殖大の八王子国際キャンパスが位置している。
距離が近いからといって直ちに危険というわけではないが、近辺でクマが目撃されていることには留意しておきたいところだ。
八王子JC付近でもクマが目撃されており、車が多く通る高速道路周辺でも、決してクマがいないわけではないことも注意しておきたい。