収入は月10万円、ファンに支えられて生きてきた

――撮影会だけで生活できるものなんですか?

髙峰 月10万円くらいですね。なので食費を切り詰めてました。お米をまず買って、あとはジャガイモ、にんじん、玉ねぎを買って、ジャーマンポテトとかを作る。それをおかずにあとはお米って感じです。

 今から考えたら大変なんですけど、水着は撮影会で借りられましたし、あとはファンの方にも自分の状況を話していたので、お米を持ってきてくれる人とか、カレーのパックを持ってきてくれる人とか、差し入れで生きてました。

ADVERTISEMENT

©佐藤亘/文藝春秋

――撮影会では水着になります。つまり男性からの性的な目線を向けられるじゃないですか。一方で髙峰さんが好きなのは女性です。そこに違和感などはないんでしょうか。

髙峰 これを言うと嫌われてしまうかもしれないんですけど、私は自分が大好きな人間なんです(笑)。なので水着に最初になった時も「水着になった私、かわいい」くらいにしか思っていなくて。

 そこにプラスして性的な目線というのがあまりわかんないタイプなんです。ファンの方の中に変な方ももしかしたらいたのかもしれないですけど、今のファンの方って本当に純粋に私の顔が好き、声が好き、ふわふわした雰囲気が好きと言ってくれる人が多いので、性的な下心があってという人と関わることが少ないんです。もし、そういう人が場を乱すと思ったらすぐ出禁にしちゃうので。

 もしかしたら女性が好きであることを隠していたら、もっとファンがいたかもしれないんですけど、今まで隠してきていないので。それに私のファンってガチ恋がいないんです。本当にファンの民度が高くて、思いやりをもって応援してくれています。本当にどこに行っても自慢できる大好きなファンです。だから「一生幸せにするね」って言っています。

©佐藤亘/文藝春秋

――髙峰さんにとって、それだけ撮影会が大事なんですね。

髙峰 撮影会にはすごく助けられました。生活していく基礎になってくれましたし。きょう生きていくためだったとしても、すごく嫌なことはやっぱりしたくないじゃないですか? そんな中で自分が楽しんで生活費を稼げるっていうのはすごい。自分にとってすごくありがたかったです。

次の記事に続く 「グラビアって男性にしか届かないと勝手に思っていたけど…」“同性が好き”と公表したグラドル(21)が明かす、女性から届いた“うれしいメッセージ”

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。