――本当にストイックですね。デイトレード(1日の取引時間中に売買を完結させる取引手法)から卒業した今も、株式市場が動いている間はずっとパソコンの画面とにらめっこしていて、集中を切らせたくないから昔からずっと1日1食だそうですね。
テスタ 今は中長期トレードがメインなので、デイトレの頃のようにしょっちゅう手を動かしているわけではないですけど、何十銘柄も保有しているから、それぞれのチャートを見ていくだけでも時間がかかるし、一つひとつ調べたり、分析したり、やることがたくさんあるんです。
株式市場が閉まったあとも決算発表があったり、いろいろなニュースが出たりするし、そのあとはこうして取材を受けたり、テレビやYouTubeの番組に出たりするので、食事をする暇がないんですよ。
――しかも、その1食が豪華な晩餐ではなく、牛丼だったりするそうで。
テスタ だって、お腹がすいているときに食べる吉野家ほど美味しいものはないじゃないですか(笑)。
――たしかに(笑)。
「何をやっても長続きしなくて、続いたのはゲーム、パチンコ、スロット、株だけ」
テスタ ただ、そうやって株のことを考えているのが苦じゃないんですよ。楽しいと思えるから、集中してやり続けていられるんでしょうね。もともと、学生時代はゲーセンに通い詰めていましたし、株を始める前はパチンコやスロットにハマっていたので、ひとりで画面と向き合って、集中して取り組むことに向いているんだと思います。
株を始めた頃は土日も株の勉強をしていたんですけど、朝起きて、パソコンの前に座って調べていたら、いつの間にか夜になっている、なんてこともしょっちゅうでしたから。
飽きっぽい性格で、何をやっても長続きしなくて、続いたのはゲーム、パチンコ、スロット、株だけ。特に株はもう20年も続いているので、楽しいんでしょうね。
――そんなテスタさんは、どんなお子さんだったんですか?
テスタ 家にこもって画面と向き合っている今からすると意外かもしれないですけど、子どもの頃は外で遊び回っていて、スポーツが好きでしたね。小学生の頃は野球チームに入っていて、中学からはサッカーをやっていました。
全教科の中で一番好きなのが体育で、勉強は1ミリもやりたくないタイプ。どうサボるかばかり考えていた気がします。

