最近、建築関係から大衆・立ち食いそば屋に新規参入を果たす店が増えている。過去に取材した店では「あかまつ」(東京都江戸川区一之江)、「栄YOH」(千葉県千葉市若葉区みつわ台)、「名代江戸一」(東京都品川区旗の台)等がそれにあたる。
そして、今回紹介する新高島平駅すぐの「TGS622」も、土木及び建築工事などを手がける会社が経営している大衆・立ち食いそば屋だ。なぜこうした背景の店が増えているのか。実食しながら取材してみることにした。
都営地下鉄三田線の新高島平駅すぐに開店した「TGS622」
都営地下鉄三田線の新高島平駅の改札を出て、そのまま西高島平方向へ高架沿いに歩いて行く。
南側は大きな高島平団地、北側は東京都中央卸売市場板橋市場や大型倉庫群が並ぶ。
1つ目の信号を渡ったすぐのところに店はあった。駅から1分ほどの好立地である。
緑色の屋根に黄緑色の幕がきれいだ。
平日の午前10時頃の到着。店は朝の混雑のピークが過ぎて、ゆったりとした時間が流れている。
店長の矢口英治さん(48歳)と飲食事業担当の大室毅さん(45歳)が笑顔で迎えてくれた。
経営母体は再生砕石のリサイクルプラントなどを展開する中堅の建築土木系会社キムラ工業株式会社で、2人はそこの社員である。
まずは店内を確認
店内はブラウン系の色で統一されており、ちょっとした喫茶室のような雰囲気だ。
2人用の席が6つ、3人席が1つ。窓際のカウンターだけが立ち食いコーナーになっているのがユニークである。
8月25日グランドオープンという出来立てのホヤホヤの店である。






