右も左もトンネルばかり

 橋上の小さな駅舎から、北と南に出入口。メインは南口のようで、なんともだだ広いロータリーには路線バスのバス停もあった。見ると、追浜や逗子との間を結んでいるようだ。

 鉄道も通じているのにどのような需要があるのかはわからないが、スーツ姿の3人組が並んでバスを待っていた。

 

 南口のロータリーの先には、国道16号が通る。もちろん立地条件は駅と変わらないので、国道に出ても右も左もトンネルだ。

ADVERTISEMENT

 
 

国道沿いには賑わいも

 ただし、さすがにそこは天下の国道。クルマ通りは絶え間なく、トンネルを抜けた先には郵便局まであった。

 周辺は住宅地にもなっていて、ちょっとした商店なども見える。

 
 

 秘境駅のような田浦駅からものの1分なのにまるで別世界のようだ。

 このあたりからさらに南の山の上に登ってゆくと、田浦きっての名所・田浦梅林もあるらしい。いわゆる「田浦」という町の中心は国道16号沿いなのだろう。

 が、もちろん今回の目的地はここではない。例の廃線跡があるのは、田浦駅の北側なのだ。だからさっそく、駅の北側に行こうと思う。