4/7ページ目
この記事を1ページ目から読む
アスファルトに目を凝らすと…
田浦駅北口から駅前の道、つまり相模運輸倉庫の目の前を東に向かって少し歩く。大きなカーブを曲がった先で、さっそく見つかった。
舗装されたアスファルトの中に埋め込まれたレールらしきもの。ほとんど埋められていて、頭だけを晒しているだけなのだが、それなりの存在感を持ってそこにあった。
ここには列車が走っていたんだよ、とまるで主張するように。
近くには、線路を分岐させるポイントもあった。レールが続く先は相模運輸倉庫の敷地の中だ。
そこまで入ることはもちろんできないが、倉庫の物資を運ぶための線路だったことはよくわかる。
さらに東に進み港湾合同庁舎の前までやってくると、よりレールの跡は鮮明になってくる。ここではアスファルトに埋まっているだけでなく、一部ながら草地の上にレールが残っているのだ。
途中で途切れ途切れになりながら、確かにそこに鉄道が走っていたことが伝えられている。
そしてクライマックスはここからだ。





