「都合により、以下の出演者の変更がございます。【出演キャンセル】きしたかの 高野【追加出演】内村光良」
10月8日、公式サイトの発表と合わせてマセキ芸能社のマネージャーがXを更新し、10月15日午後4時から東京・野方区民ホールで行われる『パンキッシュガーデン「ネモフィラブルージュニア」』の出演者変更を告知した。
「お客さんが30人」のライブに飛び入り出演
『パンキッシュガーデン』は、マセキ芸能社主催の定例ライブのことだ。その中で「エクストラシルバー」や「アンスリウムレッド」など色で階層が分かれており、「ネモフィラブルー」はマセキユース(仮所属の芸人)を中心とする上位ライブのことを指す。
平日、昼・夜の2公演。夜の「ネモフィラブルー」は他事務所のゲストが登場することも相まって盛況するが、昼の「ジュニア」はとくに会社勤めの動員が見込めず不入りになりやすい。SNSで15日のライブを観たユーザーのコメントによると、どうやら内村はこの状況を憂いて出演を決意したようだ。
実際、内村は今年8月にも同じライブに顔を見せている。1カ月後に開催される『内村文化祭 '25芳醇』(内村が作・演出を務め、コント、芝居、ダンスなど“やりたいこと”を披露するライブ)の大阪公演に向けた準備としてシークレットで出演すると、観客は大喜び。しかし、内村自身は会場の光景に愕然としたという。
「昼の部はですね、本当にお笑いが大好きなお客さんだけがくるということで。200のキャパにですね、30のお客さんなんですよ。だから、前列3列にギュッとお客さんがいるわけです。あとは全部空席なんですよ。私、痺れましてねぇ(笑)。(中略)ガチのお客さんの前に飛び出して行く勇気! これはね、震えましたよ、私」(ニッポン放送『内村光良のオールナイトニッポンGOLD』2025年8月29日放送)
そう冗談めかして話していたが、事務所の後輩たちのために一肌脱ごうと実際に行動に移すベテランはそういない。2年前に公開された映画『夏空ダンス』(イオンエンターテイメント)の舞台挨拶の言葉からも筆者は同じことを思った。
