マッチョ人材は正社員 コンテストに優勝すると、ボーナスも

――大会は1年でどれくらい出場するのですか?

立見 一般的にはコンディショニングなどが大変なので年に1~2大会ですが、2024年は3大会に出場しました。2025年は7大会出場予定で、年内はあと5大会残っています。

丹羽 補足しておきますが、「大会に7回出場しろ」と会社から強要しているわけではないですからね(笑)。

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立見 大会の出場ノルマはありませんけど、実業団選手として結果を残すことが大事なので、確実に意識は高くなりました。

――実業団選手の雇用形態は正社員ですよね。大会での優勝ボーナスとかはあるのでしょうか?

丹羽 雇用形態は正社員です。優勝ボーナスは大会の規模にもよるので一律ではありませんが、特別賞与という形で用意しています。基本は活躍や活動に応じた年俸制を採用しているので、イメージとしてはアスリートの契約に近いですね。

――野球のように年俸差はあるのですか?

丹羽 今はありません。ただ、理想としては稼げるだけ稼ぐ人が出てくればいいなと考えています。そこはこれからの課題ですね。現状では実業団にスポンサーがついてないため、ビジョナリーの事業から活動費を捻出しています。

 チームのレベルや知名度も上がってきているので、来年以降から個人とチームのそれぞれにスポンサーを募りたい。人気のある選手がもっと稼げるようになれば、よりアスリートらしく健全な格差が生まれますし、そんな環境にしていくのが次の目標です。

――仕事とボディビル、それぞれの今後の目標はありますか?

立見 影響力のあるトップ選手を目指しています。同時に、実業団に所属しているので会社の広告塔として目立ちたいです。実業団の規模を拡大させて、「ビジョナリーの選手に憧れて福祉業界に入りました」という若い人たちや、フィットネスの選手たちが増えるように自身も成長していきたいですね。

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