「条件にピッタリな人がいる」友人の紹介で

伊達 いえ、同じように離婚経験があって、子どもがいるならある程度成人に近いこと。あとは車の運転が好きな人、旅行が好きな人、スポーツが好きな人とか……色々言いました。多いですかね。でもいうのは自由だと思って(笑)。でも友人が、その条件にピッタリな人がいる、と教えてくれたんです。

 その時、名前を聞いてすぐに「紹介、お願いします」と即答しました。性格までは分かりませんでしたが、その方のことは認識していました。

――都内有名レストランの統括支配人の方ですよね。

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伊達 そうです。以前お店に行ったこともあるので、そこにいる方という認識はあったんです。

 それで、紹介してくれた友人夫婦と4人で会ったんですけど、彼はずっと引き気味でした。引き合わせのような雰囲気が嫌だったみたいです。ただ話してみると、大学時代まで体育会のスキー部だっただけに、スポーツが好きで興味がある。趣味は車だから、運転も好き。仕事にもすごく情熱を持っている。それに断食で通っている場所が同じとか、話が合ったんです。

 私はすぐに「この人いいな」と思ったんですけど、最初はなかなか会う機会すら持ってもらえませんでした。お店に行きたいと言っても「その日は予約で埋まっている」とか「当日は店に出ていない」とか。明らかに避けられている感じでした。

 

――えっ、伊達公子を袖にするんですか!

伊達 出会った当初から「今後は仕事一筋に生きる」と決めたと常々、言っていましたから。

半年くらい続いた片思いの状態

――難攻不落だったんですね。

伊達 でも、私は諦めません(笑)。当時、彼の職場と私のトレーニングジムがわりと近くにあったんです。なので、私の1週間分のトレーニングスケジュールを送って、「ここが空いてます。いつなら時間がありますか」と。

 そうなると「全日空いてない」とは言いづらいじゃないですか。断りにくいですよね(笑)。しばらくそんなことを続けていたら「ランチいかがですか」と誘ってくれて。

 ただ、彼の仕事柄、いわゆる一般的な食事の時間帯は仕事になるので、かなりずれた時間帯に、それも短時間でした。私も時間帯はフレキシブルに動ける時期だったんです。

 でも会って10分ぐらいで「会議が入った」と席を立たれたこともありました。結局、半年間くらいは片思いの状態でした。