元世界ランキング4位のテニスプレーヤーの伊達公子さん(55)。「当初法律婚は考えていなかった」という伊達さんが、現在のパートナーと結婚を決めたきっかけや、現在の生活、“大人婚のリアル”について伺った。(全4回の2回目/続きを読む)
◆◆◆
「法律婚は考えていなかった」コロナ禍で起きた心境の変化
――レストランの統括支配人を務める現在のパートナーとは、5年近く一緒に暮らしていたとのことですが、結婚に踏み切ったのはどのような理由だったんでしょうか?
伊達公子さん(以下、伊達) 当初いわゆる法律婚は考えていませんでした。彼と楽しい時間をもっとシェアしたいと思って一緒に住み始めたけど、結婚の形にはお互いこだわっていなかったんです。戸籍を同じにしたからって私の精神状態が変わるわけじゃないですし、互いにどちらかの扶養家族になるわけじゃない。
それに結婚、離婚の時の手続きって本当に大変。マイク(元夫のミハエル・クルムさんの愛称)と結婚したときも、外国人配偶者は戸籍が作られないので、私の戸籍が新たに作られて、その横に彼の名前がちょっと書かれるだけ。名前も基本的には変わらない。彼の存在がきちんと認められていないように感じました。なので、家庭裁判所に申し立てをして、「クルム伊達公子」という複合姓を名乗れるようにしたんです。
――戸籍法は日本独自の制度ですからね。
伊達 マイクと離婚することになると、今度は除籍の手続きや名義変更などでまた多くの時間が取られて、すっかり心を消耗させてしまったんです。
もちろん今の夫とも結婚の話はしていました。でも、私がその気になった時に彼が積極的でなかったり、彼が前向きになった時に私が尻込んだり、タイミングが合わなかったんです。
――そこから、心の変化があったんでしょうか?
伊達 コロナ禍が大きかったですね。彼の店は営業時間を短縮。午後8時半前後ぐらいには毎日帰宅するようになり、2人の時間がぐんと増えたんです。それが彼には心地よかったみたいで、結婚を現実的に考えるようになりました。
――プロポーズはあったんですか?

