伊達さんの引退試合を並んで観戦
――その頃、伊達さんはまだ現役でしたよね。
伊達 膝を手術した後のリハビリ中で、再復活をしようとしていた時期でした。トレーニングや練習などで私のスケジュールも詰め詰めでしたね。ディナーとか、夜に会えたことは一度もなかったです。
でも、お互い忙しいのがよかったのかもしれません。短時間でも直接会って話すことで、かえって理解が深まったのかな。
――粘り勝ちしましたね(笑)。
伊達 ええ(笑)。付き合い始めて間もない2017年9月、私の引退試合になったジャパンウィメンズオープンには、(前夫の)マイクの隣の席で観戦してくれました。
片思いから半年が経つ頃、少しずつ心を開いてくれるようになり、いつしか自然と一緒に暮らすことになっていきました。
生活リズムが異なる生活でも、朝食はできるだけ一緒に
――お相手は、味にとても敏感な職業の人ですよね。家での食事はどうしているんですか?
伊達 彼は長いこと独身だったし、外でおいしいものを食べられる環境にあったので、家で料理する習慣がなかったんです。だから私が作ることが多いですね。彼は味のプロなので緊張していたんですが、意外にも家庭料理には無頓着。安心したけど、調味料や出汁の種類などは当てられちゃいます。
ただ、朝食は彼が作ってくれるようになりました。基本、メニューはコーヒーとパンにヨーグルト、フルーツ程度。それでもはじめと比べると、コーヒーが淹れられるようになったってことになります(笑)。簡単なものでも朝はできるだけ一緒に食べたいねと話していて。
――お互い多忙だと、食卓を一緒に囲む時間もなかなか取れませんよね。
伊達 私たちは生活リズムが結構違うんです。彼は仕事の関係で帰りが遅くて、23時ぐらい。でも私は基本、早寝早起きしたいタイプ。食事に関しても、時間と心に余裕があるときは家で料理することが多いですし、疲れていても時間がなくても作りたいと思う時は作ります。
なので、最初はどんなに遅くても彼の帰宅時間に合わせて夜ご飯を食べるようにしていたんですけど、ある時から臨機応変になりました。無理はしないようにして、私は先に夕食をとって、彼には温めれば食べられるようなものを作り置きしておくときもあります。逆に、「今夜はごはんの用意がない」とか「私は外で食べる日だから食べて帰ってきてね」と言うことも多いですね。
2人とも外で済ませて、という日が続いても気にならなくなりましたし、これまでは出来合いのものを買うっていうのに抵抗があったんですが、デパ地下の総菜を買うこともあります。自分を許せるようになったというか。

