若い頃は好き、という感情で人生を回せることはあっても、50歳を迎えるくらいになると、求める時間の過ごし方も異なってくるんですよね。それはきっと彼にとっても同じで、同じ人生を歩んでいくにはどうしたらいいか、何度も話し合いました。彼は「同じ趣味を見つけよう」って提案してくれて、同じ方向に興味を向けるようにと、色々話し合ったんですけど、結局それも見つけられなかった。
彼は犬が大好き。私も好きですけど、かつて子どもの話をした時に、「犬でも子どもでも、どっちでもいいんじゃない」と。いや、それは違うでしょ、って。そんなマイペースな人ですが、彼をとてもリスペクトしていましたし、行動や性格も尊重したかったんです。
元夫の再婚報告に「これほど涙が出るのかと…」
――それでいったん距離を置こうと。
伊達 マイクに、「離婚した方が仲良くなれるかも」と言われたのが大きかったですね。そうだな、って思ったんです。「離婚はネガティブなことじゃないし、表に見える関係性は変わったにしても、キミコに何かあったら僕はいつでも助けるし、どんな時でも味方だから」とも。
それで一旦離婚し、別々の道を歩んでみて、もしそれでもお互いが必要とあればまた結婚してもいいかなと考え、15年間の結婚生活を終わりにしました。
その後、マイクの方が先に再婚したんですよ。報告を受けたときは、これほど涙が出るのかと思うくらい号泣です。
――どんな気持ちからの涙だったんでしょうか。
伊達 嬉しくて、嬉しくて! 離婚してからも「ちゃんと生活できているのかな」って心配していました。お相手は長年彼が所属していたチームのマネジャーさんで、彼のプロ意識もこだわりも、いわばマイクのすべてを知っている人でした。これ以上に相応しい相手はいないなと思いました。
マイクらしい生き方が出来る最高のパートナーを見つけたんだ、と嬉しかったし、もう彼のことを心配しなくていいという安堵の涙だったのかもしれませんね。
