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妻の暴力に耐えかねて、真冬の公園で過ごしたことも
興奮しているけれど妙に冷静なところもあり、家じゅうの雨戸を閉めてから暴れる事もあるそう。
「年々ひどくなってる気がして。本当にひどい時は、娘の所に避難させてもらってますが、それも迷惑かと思って公園で寝た事もあります」
その時は真冬で、寒くて耐えられなくなって家に帰ったそうです。
「公園は危ないですよね」
私がそう言うと、達夫さんは「でも金もないし、行く所もなくて」と、うつむきます。娘2人が自立して、家を出た後にひどくなったそうです。
「では、お子さんがいる時は暴れる事はなかったんですか?」
私が尋ねると、達夫さんは首を横に振ります。
「もともと妻は気性が荒くて。でも、暴れるというよりは、『激しく怒る』という感じでしたね。特に下の娘との相性が悪くて、娘に対しては怒鳴ったり、叩いたりしていました。娘は大学生になる頃まで、母親の事を怖がっていました。もちろん私に対して怒る事もありましたが、娘がいる頃はほとんど娘に向かっていたような」
「先ほど洗濯の話が出ましたが、家事分担はどうなっているんですか?」
2人とももう退職しているとの事だったので、改めて尋ねました。
