なぜ「G-SHOCK」ではなかったのか

 購入者からは、意外にもミニチュア性やコレクション性よりも「実用性」が評価されている。腕時計のように袖をまくる必要がなく、さりげなく時刻を確認できる点が人気なのだという。指輪のように開くパッケージも好評で、プレゼント需要も開拓できている。

 相次ぐ完売を受けて、2025年7月にシルバーモデルを再販、10月にはゴールドモデルを新たに発売した。ゴールドモデルは肌馴染みの良さからアクセサリー感覚がより強まり、新規顧客の割合が7割に上るなど、市場開拓の点で大きな効果を発揮している。

2025年10月に発売したゴールドモデルは、さらに人気となっている

 しかし、ここで気になることがある。同社にとって初となる指輪サイズの時計を、なぜ看板ブランドであるG-SHOCKで作らなかったのか。背景には、G-SHOCKブランドが守り続ける、譲れない基準があったという。詳細については、続く記事で解説していく。

次の記事に続く 腕に装着できない「史上最小のG-SHOCK」はなぜ生まれたのか “まるで指輪”な『攻めすぎ商品』に詰まったこだわり

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