12月29日、TWICEのサナが29歳の誕生日を迎えた。数々のブランドのアンバサダーを務めるなどファッションアイコンとしても活躍し、インスタグラムのフォロワー数は日本人女性でトップクラスだ。サナが世界中から注目される、その理由とは? 韓国エンタメウォッチャーでライターのK-POPゆりこ氏が解説する。(全2回目の1回目/つづきを読む)
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海外アーティスト初の国立競技場公演が決定
2026年春、TWICEが日本の音楽史に新たな金字塔を打ち立てる。4月25日からの3日間、東京・国立競技場での公演が決定したのだ。これは単独の海外アーティストとしては史上初のことであり、約24万人の動員が想定される“夢の大舞台”。
今年はデビュー10周年のアニバーサリーイヤーとして精力的に活動してきたTWICE。7月には韓国・仁川から6度目のワールドツアー「THIS IS FOR」をスタート、大阪・愛知・福岡での公演を経て9月には東京ドーム公演を成功させた。今年の日本公演の総動員数はなんと40万人にも及ぶ。
その後も休むことなくアジア、オセアニア地域でツアーを継続。8月には「ロラパルーザ・シカゴ (Lollapalooza Chicago)」のヘッドライナーとしても出演し、圧巻のステージで観客を魅了した。なおK-POPガールズグループがヘッドライナーを務めるのは初めてのことだ。
2015年のデビュー、2018年までの日本への本格進出期、2021年頃のグローバルへの拡大期、そしてユニット活動活発化と“個の確立”の時代を経て、TWICEにとって2026年は真のレジェンダリーアーティストとしての地位を確立する“新章”へ突入するものと確信している。
今回はTWICEの中でメンバー内や日韓の橋渡し役を果たしてきた立役者、12月29日に29歳を迎える、サナに注目したい。日本人K-POPアイドルの先駆者、ファッションアイコンとしての一面、日韓で慕われ愛されるキャラクターを軸に彼女の魅力について紐解いていく。

