虐待だけでなく、「本当は、女の子ではなく、男の子が欲しかった」といわれたり、「ねぇ、見て!」と親に褒めて欲しくてやったことを無視、否定、迷惑がるなどの反応が続くと、子供は、まるで自分自身が「恥」であり、自分の本質は「間違っている」と感じます。

すると、仕事や人間関係など人生のあらゆる場面で生きづらさを感じはじめます。もし、あなたが自分を恥じているなら、それは外側から貼られたラベルであり、真実ではありません。

だから自分の存在自体を恥じる気持ちが湧いたら「これは、外から貼られたレッテルで、なんの意味もない。私自身の価値は少しも揺るがない」と繰り返し呟き恥を解毒しましょう。

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恥の支配から脱却しよう!

「罪悪感」よりも、人を追い込む

「恥」と「罪悪感」の違いはなんでしょうか?

恥をかいたと思うと顔が赤くなり、心臓がドキドキしたり、震えることさえあります。恥が強い破壊力を持つのは、このように、理論・理屈ではなく身体感覚として襲ってくるからです。だから、「穴があったら入りたい」「世間に顔向けできない」と感じ、自分で自分の行動を強く縛り付けます。

一方、罪悪感は「人のものを盗んではいけない」「掃除はサボっちゃだめ」とこの行動はよくないと教えられることで、盗んだりサボったりすると罪悪感が湧いてきます。罪悪感は、行動について後悔や反省をし、迷惑をかけた相手に謝りたい気持ちになることで問題解決につながります。

恥の研究者であるヒューストン大学のブレネー・ブラウン博士は、恥と罪悪感の違いを罪悪感とは「私は間違えた」という感覚で、恥は「私は間違いだ」という感覚だと表現しています。つまり、「私は失敗した」から「私は悪い人間だ」となって「私=間違い」という感覚を抱くのが恥なのです。

だから、「恥」は「罪悪感」よりも、人を追い込みます。

恥の感情は沈黙すること=他人に知られまいとすることで、維持されます。