百恵は息子に「覚悟しなさいよ。最初から七光りって言われてるのに…」
三浦友和は、昨年8月30日放送のニッポン放送「とくモリ!歌謡サタデー」にゲスト出演し、同じ職業についたこの貴大について、「今年で40になりますけど、40の時の自分より全然いいので、アドバイスのしようもないですね」とコメント。
さらに三浦友和は、歌手になった祐太朗について、
「長男の方はアドバイスは僕じゃなくて妻がする方ですけども」とし、祐太朗にカバーアルバムの打診が来た際、百恵さんが「やっぱり息子がカバーしてくれるのが一番うれしい」と背中を押したエピソードを披露。加えて、
「絶対に、最初から七光りって言われてるのに、それプラス自分のお母さんの歌を歌ったら非難轟々も覚悟しなさいよ」
と震えるようなアドバイスもしていたことを明かしていた。
そうして2017年リリースされた山口百恵の曲のカバーアルバムが『I’m HOME』。百恵さんのアドバイス通り、賛否両論の嵐が吹き荒れはしたが、その情緒溢れる歌声に、広い世代が心動かされた。そして、同年「第59回日本レコード大賞」の「企画賞」を受賞。百恵さんを彷彿とさせる歌声でありながら、ふきのとうや雅夢といった昭和のフォークバンドの切なさもまた思い出させる。彼にしか出せない、不思議な懐かしさがある。
時間や事件を超えて微笑んでいる二人に
百恵さんは、現在、本名の「三浦百惠」でキルト作家として活動。キルトとの出会いは、取材攻撃で家から出られないときに友人から送られた、一冊のキルトの本がきっかけだったという。
2019年には日本ヴォーグ社から、自身のキルト作品集を刊行。百恵さんが笑顔でキルトに針を通している写真もあるが、引退後の生活が充実しているであろうことは、何よりおおらかなキルト作品からうかがえる。芸能活動時のときにはイメージにあまりなかった、かわいらしいピンクやイエローが、とびきり鮮やかに組み込まれているのが印象的だ。
三浦友和さんの半纏、2人の息子の色違いのバッグや布団カバー、キルト仲間と協力し作った大作など、色とりどりで温かい。リビング横のダイニングテーブルがキルトをつくる定位置で、時にはテーブルを占領し、家族の食事を別のテーブルですることもある、という微笑ましいエピソードが書かれていた。
著書『蒼い時』には、こんな一文がある。
〈いつか、ヨーロッパの風景の中で見た静かな老夫婦のように、私たちも時間や事件を超えて微笑んでいる二人になりたい〉
キルト作品集のタイトルは『時間(とき)の花束 Bouquet du temps[幸せな出逢いに包まれて]』だった。
時間を超え、穏やかに伝説は続く。
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