――安井さんの173cmの身長でも、70キロ台だと気になるものですか?

安井 身長が高いこともコンプレックスだったんですよ。小柄なかわいい女の子に憧れて羨ましくて、学生時代は、1ミリでも小さく見せるために常に猫背にしていました。家でもビニール袋をかぶってお風呂に入ったり、立ったまま寝たり、身長を縮める努力をして、「なんで私はこんなに大きいんだろう」と悩んでいました。

――周りからの目も気になりましたか?

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安井 すごく気になっていましたね。縦も横も大きかったから、自分のことを男の子っぽいと感じて。髪も長くなかったですし。洋服も自分の体型を隠すようなワンピースしか着られなくて、パンツスタイルなんてありえませんでした。

 

――ダイエットのようなこともしていたんですか?

安井 中学生くらいからはいつもダイエット方法を探していました。リンゴだけ食べたり、こんにゃくだけにしてみたり、あらゆる方法を試しては失敗してリバウンドの繰り返し。お腹が空くと、パンやお菓子に手を出しちゃうんです。その度に「私、何やってんだろう」と悩んでコンプレックスが強化されて、でも一度もうまくいきませんでしたね。

コンビニのシュークリームを買い占め、お昼にドーナツ10個

――運動はしなかったのですか?

安井 身長が高かったので、運動部からの勧誘はありました。一応、中学ではバスケ部、高校ではバレー部に入っていて、背だけは高いので期待されるんですけど、ジャンプ力が全くなかったので活躍はできませんでした。チームメイトにも「身長高いだけだ」っていうのがすぐにバレるんです。食べる量が量だから少し運動してもどんどん体重が増えていくだけでした。

ぽっちゃりしていた頃の安井さん

――家庭で植えつけられた食習慣がコンプレックスを上回ってしまった?

安井 食欲に勝てなかったんですよね。高校時代は学校帰りにコンビニのシュークリームを1人で買い占めてましたし、大学時代はお昼にドーナツ10個とか。それなのにダイエットしたい気持ちだけがあってずっと板挟みでした。