国会議員になって見つけた「お金の流れの法則」とは?

 しかしですね、当時の私は自分で言うのもなんですが、まさにスポンジのような男でした。会う人、会う人、本当にすべてが刺激的で魅力的でした。

 雑用の中でも、先輩アナリストのレポートは読み放題でしたので、私は超一流アナリストのレポートを毎日読み漁り、しかも、わからないときには、そっとそのアナリストの部屋に行って、「すいません、このレポート、お客様からの評判すごくいいですね。ばっちり当たりました! さすがですね。ところで、どうしてこの会社の株価が上がるってわかったんですか?」みたいなことを聞くんです。

 すると親切な人はわかりやすく教えてくれるわけです。すごい人は、どんなに難しい話でも説明がめちゃくちゃわかりやすい。特にこちらに知識がまったくない状況でもちゃんとわかるように、しかも短時間で、そしてアホな私の頭にも、こちらの大きな努力なしで自然と定着させてくれるんです。

ADVERTISEMENT

 これには本当に感心しました。投資家・杉村太蔵の基本形はこの当時に得た経験で形成されました。

 私は、外資系証券会社時代、世界トップクラスの証券アナリストたちが日々どのようにマーケットを見ているのか、その現場に身を置き、彼らの思考法や情報の扱い方を肌で学ぶことができたんです。必死に耳を澄まし、目を凝らし、その空気を吸収しました。ここで得た薫陶が、私の人生の土台になったのです。

 これは、いわゆる「ミクロ経済」についての学びでした。これらの経験で学んだこととは、これから世の中がどう変わっていくのか、日本経済がどうなっていくのか―ここをしっかり予測することの大切さです。

 そしてその後も、ひとつ重要なことがありました。私は衆議院議員となり「マクロ経済」に触れ、この国のお金の流れには「ある法則」があることを見つけたんです。それが政府の「経済財政諮問会議」で議論されまとめられる、本書の最大のキーワード「骨太の方針」です。

 内容は後でご説明しますが、ここに書かれている内容に合致した銘柄は後に大きな成長をとげる、そんな法則を発見したのです。証券会社時代に身につけた知識や経験、そして国会議員時代に発見した法則により、僭越ながら私は“超一流”の投資家になることができたんです。

次の記事に続く 「このテレビ番組は、1本100万円」芸能人がひた隠しにする“ギャラ事情”をどうやって暴いたのか? 元国会議員・杉村太蔵(36)が使った『マル秘テクニック』

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。