当時、会社の経営が順調だったこともあり、数百万円の開催資金は松永個人の持ち出しで、その後、ワールドは1985年に敷地内に鉄筋3階建ての自社ビルを新築。1986年には資本金500万円を投資して有限会社から株式会社化し、松永は代表取締役社長に就任している。

太ももをえぐり、安全ピンで「自分の名前」を…

 一方、いずれ妻とは離婚するとの松永の言葉を信じ、ずるずる不倫関係を続けていたが緒方は日に日に不安を増し、1984年に叔母に全てを打ち明ける。それを伝え聞いた両親は興信所を使って松永の身上調査を行ったり、家に呼んで娘と別れるよう説得する。

 ところが、口の巧い松永に言い含められるどころか、そのころ青年実業家として成功していた彼に全面的な信頼を置いてしまう。ただ、この一件により、松永の緒方への態度は豹変し、「おまえのせいで俺の人生はめちゃくちゃだ」と、殴る蹴るの虐待が始まった。

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 竹刀で喉ぼとけを殴り老婆のようなしわがれ声にし、踵落としで太ももをえぐり、胸と太ももにタバコの火と安全ピン、墨汁で「太」と自分の名前を刻印した。

 当然のように、緒方の母親は娘の身を案じた。しかし、松永は母親を呼び出し、強引に肉体関係を持ち自分の味方にしてしまう。

次の記事に続く バラバラにした遺体を「鍋で煮込んだ」理由とは…?《北九州監禁殺人事件》犯人男の“邪悪さ”を決定づける『衝撃の殺人手口』(平成9年の凶悪事件)

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