2018年平昌五輪で4位入賞、全日本選手権では4連覇を成し遂げるなど、日本女子のエースとして活躍したフィギュアスケーターの宮原知子さん。2022年の引退後は国内外のアイスショーに精力的に参加し、功績を築いている。
フィギュアスケート団体戦で銀メダルを獲得するなど、日本人選手の活躍が光るミラノ・コルティナ五輪。その見どころ、注目の選手、そして宮原さん自身が感じていた五輪の“空気”について伺った。(全2回の1回目/続きを読む)
◆◆◆
フィギュアスケートは男女ともにメダルに期待
――ミラノ・コルティナ冬季五輪では、多くの人がフィギュアスケートに注目していますね。
宮原知子さん(以下、宮原) 私もとても楽しみにしています。五輪は出場するアスリートにとっても最高の場。プレッシャーは計り知れないと思いますが、自分で手に入れた晴れ舞台なので、心から楽しんで欲しいですね。
――日本人選手の活躍はいかがでしょうか?
宮原 男子の鍵山優真選手は北京五輪に次いで2回目、坂本花織選手は平昌五輪、北京五輪に次いで3回目なので、プレッシャーとの向き合い方は体得していると思います。それに鍵山選手は北京五輪で銀メダル、坂本選手も銅メダルを獲っています。この2人の安定感は別格だと思います。
――鍵山選手は金メダルを獲れそうですか?
宮原 可能性はあると思います。ただ、イリア・マリニン選手という高難度のジャンプを得意とするアメリカの選手がいます。彼は史上初の4回転アクセルを成功させただけでなく、全種類の4回転を跳びますし、5回転にも挑戦しているという話を聞きますから、高得点をマークする可能性がとても高いんです。

