デリヘルが増えてきている理由
最近、このデリがあちこちで増えているのは、ソープランドやヘルスなどの店を新たに出店することが非常に難しくなっていることが背景にある。ソープやヘルスといったハコを構える場合は、風営法で「店舗型性風俗特殊営業」と位置付けられ、細かく様々な規制がかけられている。
営業が可能な地域は学校や病院、公園などから離れているところなどと厳しく制限されていて、既得権益としてかなり昔から営業しているところはあるが、新規の開業は事実上できなくなっているのが実態だ。
その一方で、デリヘルは1999年の風営法改正によって誕生した比較的新しいタイプの風俗だ。無店舗で場所の規制などがないため初期の設備投資も少なく済み、もっとも新規開業が相次いでいる風俗店と言ってもいいだろう。
金額しだいでSEXをする場合も多い
事務所はマンションの一室などに設けられていることが多い。ネットやSNSで広告を見た客から連絡を受けると、待機している女性を客のもとに向かわせる。男性側は、一人でラブホテルに入っている場合もあれば、地方から出張に来ているサラリーマンが、滞在先のビジネスホテルに呼ぶこともある。追加の料金を支払えば、客が自宅に女性を呼ぶことができる店もある。
プレイの内容は、基本的には本番行為は禁止で、スマタやフェラなどの「抜き」によって男性を満足させる。ただ、実際には金額しだいでSEXをする場合も多い。本番行為を求める男性が少なくないということはもちろんあるが、テクニックを駆使して奉仕するよりは、身を任せて果てるのを待つほうがいいという女性も多いという。
ミレイは、人気嬢だ。仕事が忙しいという理由で、アポをとってから実際に会うまでに2ヵ月もかかった。待ち合わせに指定されたのは、恵比寿駅西口にある駅ビルの最上階にあるイタリアンレストランだった。
昼過ぎということもあって、広い店内には小さな子ども連れの若いママさんたちが多かった。
「ここはね、ぜったい夜職の知り合いは来ないと思うから」ミレイはそう言った。