最初は2万円ほどだったが…月に使う金額はいつのまにか100万円超
そして、数日後、今度は自分一人だけで店に行ったのだった。これまで歌舞伎町に縁がなかったのに一人で店に行くなんて、自分でも少し驚いていた。でも、店で使う金額も2万円ほどだったし、歯科衛生士の給料でなんとかなった。
しかし徐々に店に通う回数が増えていく。担当のホストはしばらくすると店で高価なシャンパンをおろすことを要求しはじめた。月に使う金額はいつのまにか100万円を超えていた。
まだ、社会人1年目だったアリサが消費者金融で借りられる額は知れていた。
ここでアリサは、自分をホストクラブに誘った友人のトモコに相談をする。実は、トモコはかなりのホスト好き、いわゆるホス狂と言われるほどのめり込んでいた。そしてもう2年ほど前から、店に通う費用を捻出するために、風俗で働いていたのだ。
スカウトの紹介でデリヘルで働くことに
アリサは、稼げるバイトをしたいとトモコに相談し、スカウトを紹介された。そのスカウトは優次と名乗り、早口でこう言った。
「アリサちゃんは、何系の店で働きたいの? 稼ぐんだったらソープかなあ。ヘルス、デリ。あと、地方の出稼ぎもできるよ」
まったくのはじめてだったし、それぞれがどんなシステムの店なのかも知らなかった。ただ、アリサは、性行為自体は学生時代から好きだったという。だから、親や友人にバレさえしなければ、風俗店で働くことにもそこまでの抵抗はなかった。
都内のデリバリーヘルスに決めた。デリだったら、出勤もある程度融通が利くし、店舗型に比べると顔バレするリスクも少ないと考えたという。
このときはまだ、歯科衛生士の仕事も続けていた。デリヘルは、仕事が終わってからの夜9時以降の時間帯に週3回ほどするくらいで、稼いだカネはほぼすべてホストクラブで使っていた。
担当と呼ばれる、お気に入りホストの璃音は、某大型有名店のキャストだった。ただ、そこの店ではホストの競争が激しく、璃音はトップ10にも入っていなかった。アリサが店に来て、璃音を指名するようになると、まだ歌舞伎町に擦れていないから、これはいい客になると思ったのかもしれない。
アリサにはすごく優しかったし、まだそこまで収入がなかったため、無理もさせなかった。ただその後の経緯を見ると、このときすでに巧妙な計算があったのかもしれないが。
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