アジアフィギュア界を変えたライバル

「ライバルとして非常に大きな注目を集め、その分お互いに多くの刺激となり、非常に大きな助けになったと思います。2人とも、もしお互いがいなければ、あの実力を保てただろうかと私は思っています」 (『JTBCニュースルーム』 キム・ヨナ独占インタビュー 2025年2月5日)

2010年バンクーバー五輪。キム・ヨナは金メダル、浅田真央は銀メダルを獲得 ©JMPA

 浅田真央も日本での引退記者会見でキム・ヨナについて、「本当にお互いにいい刺激を与えながら、もらいながら、ずっとスケート界を盛り上げてきたんじゃないか」と語っている。2人の関係は単なる競争相手を超え、お互いの限界を引き上げる最高のライバルだったと言えるだろう。

 そして2人は、単なる日韓両国のプライドの対決を超え、西洋中心だったフィギュアスケートの潮流を変え、アジア選手が世界の頂点に立つための技術的基盤と土台を築いた。

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2010年バンクーバー五輪で抱擁する浅田真央とキム・ヨナ ©JMPA

 ミラノ・コルティナ冬季五輪では、“キム・ヨナの後継者”と呼ばれるシン・ジア、イ・ヘイン、今大会で引退を表明している坂本花織ら日韓両国の後輩たちが、2人が築いたレガシーを受け継いでいくと思われる。

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