上司が絶対に言ってはいけない「5つの禁句」

 適応障害の場合は、十分な休養は症状の改善に不可欠ですから、休職や退職は決して「逃げ」の行動ではなく、体調を回復させるための「選択の一つ」と考える必要があります。

 厚生労働省の調査によると、適応障害の患者数は2008年で約4万人だったものが、9年後の2017年には2.5倍の約10万人に達しており、その数は年を追って増える傾向にあります。その中でも、20~30代のビジネスパーソンの増加が顕著だといいます。

 精神科医として付け加えるならば、自分の部下に適応障害の傾向が見られる場合には、上司の立場にある人は、次のような言葉を不注意に発しないことが大切です。

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《禁句(1)》「もっと頑張れ」(余計にストレスを感じる)

 

《禁句(2)》「気持ち次第で治るよ」(絶望感に追い打ちをかける)

 

《禁句(3)》「もっと大変な人もいるよ」(本人の苦しみを軽視している)

 

《禁句(4)》「早く良くなってくれ」(回復ペースを乱す)

 

《禁句(5)》「いつまで休むの?」(上司の無理解に絶望感が増す)

 適応障害は精神論で解決できるような問題ではなく、回復にも時間がかかります。

 本人の苦しみを軽視するような言動は、心して慎む必要があるのです。

写真はイメージ ©︎mapo/イメージマート
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