その伊藤は「Jwiki」にページが作られている。Jwikiとはエプスタイン・ファイルの文書をAIで解析したもので、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツからドナルド・トランプ大統領まで、ファイルに登場する人物の中から主だった人物、約70人のページが作られており、伊藤もその一人だ。

 また、伊藤がMITメディアラボを辞任した2019年9月、ニューヨークタイムズは、伊藤がラボへの「寄付を募るためにカリブ海にあるエプスタイン氏の島を2度訪れたと述べた」と報じている。

「サバイバー」として闘う女性たち

 エプスタインが2度目に逮捕された2018年以降、エプスタインと、エプスタインの手先として少女たちのリクルートを担当したギレーヌ・マクスウェル(20年の刑を受けて収監中)、そしてエプスタインの「顧客」たちによる少女たちへの残酷な性的虐待は大きく取り沙汰された。

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 すでに成人女性となっている元少女たちは、今も声を上げ続けている。その中で最も早くから、最も大きな声を上げてきたヴァージニア・ジュフリーさんは2025年4月に41歳で自ら命を絶ってしまったが、今はジュフリーさんの弟がその遺志を継ぎ、サバイバーたちの闘いに参加している。元少女たちは自らを「犠牲者」とは呼ばず、「サバイバー(生き残った者)」と呼んでいるのだ。

(左から)アンドルー元王子、ヴァージニア・ジュフリーさん、エプスタインの恋人ギレーヌ・マクスウェル被告。2021年8月9日にニューヨーク南部連邦地方裁判所が公開した写真(撮影日不明) ©AFP=時事/UNITED STATES DISTRICT COURT

 しかし、エプスタインに苦しめられ、または今も戦っている女性はサバイバーだけではない。顧客(もしくは取り巻き)の妻たち、真相を追求するジャーナリスト、政治家が存在する。(文中敬称略。つづく)

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