登録者数約50万人の人気YouTubeチャンネル「モハブログ」を運営するMOHAさん。昨年、「スーダン移民の家庭で育った弟が東大に合格した」というXの投稿が話題になり、様々な反響を呼んだ。
そんなMOHAさんのルーツであるスーダンでは、国軍と準軍事組織RSFによる戦闘が3年近く続き、集団虐殺も起きている。MOHAさんの祖母と叔父も、戦闘の二次被害で命を落としたという。スーダンの政治について、話を聞いた。(全4回の4回目/最初から読む)
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今スーダンで起きている戦争の話
――MOHAさんはご自身のYouTubeチャンネルで日本のヒップホップを取り上げていますが、ここ最近で一番の収穫は?
MOHAさん(以降、MOHA) 「SOUL'd OUT」は一番大きい発見かもしれないです。
――アガりますよね。
MOHA ヤバいですよね、『TOKYO通信』とか。
――動画のタイトルにいつも【海外の反応】とつけているのは?
MOHA 5歳からずっと千葉県に住んでいるので、「千葉県民の反応だろ」ってよく言われますが(笑)。最初に【海外の反応】とつけたのは、単純に検索に引っ掛かりたいというハスラー精神ですね。
ただ、そうは言っても僕もマゼンもまだ日本国籍は持ってない外国人なので、当分は【海外の反応】を続けていこうかなと思っています。
――ヒップホップだけでなく、政治や海外の情勢など社会的な問題も発信されていますよね。
MOHA そうですね。ただ、今スーダンで起きている戦争の話は、いまだにどう発信すればいいのか悩んでいますね。
――スーダンでは23年4月から国軍と準軍事組織「RSF」が対立し、ジェノサイドまで起きています。
MOHA 2023年に戦闘が始まった際、まず首都の空港が爆破されました。日本でいうと成田や羽田が爆破されたような状況です。そのとき、母がちょうど叔父の結婚式のためにスーダンへ帰国していたんです。
――ふだんは日本で暮らしているお母さまがその時たまたま帰省されていたと。
MOHA そうなんです。だから家族が戦争に巻き込まれることになりました。
最終的に母は、2週間かけて港町まで移動し、船でサウジアラビアへ渡り、そこから飛行機で日本に戻ることができました。ただ、スーダンに残っている父方の親族は海外に拠点がなくて。
そのため、親族は皆、首都ハルツームから車で4時間ほど離れた場所へ避難し、現在もそこで暮らさざるを得ない状況です。

