2人きりなら話してくれる女子もみんなの前では…
――ひどいですね。ほとんど男子だったんですか。
大河内 直接言ってくるのは男子でした。女子は、2人きりなら話してくれるけど、男子の前では無視される感じ。人の多い場所では距離を置かれていました。
――仲のいい女子の友だちはできませんでしたか?
大河内 できなかったですね。陰では話せても、みんなの前で避けられると、やっぱり信用できなくて。
――当時、メイクで隠したいと思ったことはありませんか。
大河内 なかったです。隠す、という発想がなかったですね。
ただ、無視するだけ
――一番つらかったのは、いつ頃ですか。
大河内 中学ですね、人数が増えたこともあるし。同級生の兄弟とか、下級生からも言われるので。中学校の頃学習塾にも行っていたので、その学習塾でも違う学校の男子に言われるし。どこに行っても何か言われて。毎日「キモい」「死ね」と挨拶みたいに言われていました。言われすぎて、それが普通みたいになっていました。
――言い返したりせず?
大河内 何も言わなかったですね。無視してました。
――耐える日々だと、自己肯定感が下がってしまいそうですね。不登校になったりはしなかったですか。
大河内 なかったです。学校は、行かなきゃいけないものだと思っていましたから。
――ご両親にいじめの相談は?
大河内 いじめに関しては親にもちゃんと相談したことはなかったです。家族を心配させたくないので。なんとなく察していたとは思うんですが、私が何も言わなかったので……。

