2/2ページ目
この記事を1ページ目から読む
外国人が日本のコンビニで大興奮する理由
この価格差は、訪日外国人の行動に如実に表れている。「欧米から来た観光客が日本のコンビニに行くと、大興奮するのです」と藤野氏は語る。
あるアンケートでは「アメリカ人が『日本に来て感動した食べ物』の上位に、たまごサンドを挙げている」という結果が出た。
「自国で普段食べているものより何倍も美味しく、値段は3分の1程度なのですから。300円という価格に大感動するわけです」
この現象が意味するのは二つだ。
「日本の物価がまだ安いという点。もう一つは為替が円安に行き過ぎているという点です」
為替は円高に、物価は上昇へ
藤野氏は、たまごサンドの価格差から導き出される結論として「やはり、為替は少し円高方向に是正され、同時に日本の物価も多少上がることが必要だと考えています」と語る。
円安が是正され、日本の物価が適正水準まで上がることで、内外価格差は縮小する。それは同時に、日本人の実質的な購買力の回復を意味する。
たまごサンド一つが教えてくれるのは、為替と物価のバランスがいかに生活に直結しているかということだ。300円のたまごサンドが当たり前でなくなる日は、すぐそこまで来ている。

