零士 1回もないんですよ。ただ、技術とか家庭科の時間に合同で授業を受けたことはありますね。懐かしいな。教室が鮮明に思い浮かぶ。

山口 あったな、木の板を止める工具とか。

零士 オリジナルのキーホルダーを作ろうみたいな授業もあったな。僕がなんのキーホルダーにしようかなと思ってたら、山口に「零士は『れい』ってつくから幽霊のキーホルダー作ったらいいんじゃない?」って言われたから、幽霊のキーホルダー作ったもん。

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©細田忠/文藝春秋

山口 零士ってかわいいとこがあるんですよ。零士のことは全部褒めたほうがいい。

零士 褒められたら嬉しいし、どんどん成長していくからね。

高校は別だったからこそ、一緒にいたほうが楽しいということを確認できた

――高校は同じところに進学したんですか?

零士 別ですね。僕はボクシングをやりたくなったので、当時学生のアマチュアボクシングが強かった千葉の高校に寮生活をしながら通っていたんです。なので、山口と会うのは夏休みと正月ぐらいだったかな。山口は山口で、高校でもサッカーを続けて、全国目指していたんですよ。

山口 それで高校のときはお互い少し筋肉がつき始めてたので、夏祭りで零士とかほかの友達と一緒に集まって、腹筋を見せ合うとかやってましたね。

零士 「どう、お前?」みたいな。

山口 「めっちゃしぼれてるな、流石ボクサーだな、零士」とか言い合ったりして。

零士 いやいや、地元がダサい! 祭りで腹筋見せ合うなよ。でもお互いスポーツ少年だったので、スポーツで教わったことはかなり身に染み込んでる感じがしますね。

©細田忠/文藝春秋

山口 高校時代も零士は友達がいっぱいいて。

零士 1人もいねえんだよ!

山口 え?

零士 1人もいねーの。なので、僕は部活をやりに来たんだ、という気持ちだけで高校の3年間を過ごしてました。 ある意味、山口と一緒にいたほうが楽しいよな、ということを再確認できた時間でもあったというか。