福間香奈「異例の記者会見」では触れられなかった“隠れた論点”…中井広恵女流六段は「女流タイトル賞金の高額化」をどう捉えているのか

中井広恵女流六段インタビュー「あの会見をどう見たか」 #3

欠端 大林

「規定をつくる以上、長く続くものであってほしい」

「タイトルホルダーの地位保全は難しい調整が求められますが、何らかの経済的保証によって解決策を見出すというのは有力な案になるのではないでしょうか」

 女流棋士の妊娠・出産にかかわる福間の提言、そして史上初となる「女性棋士」誕生に向けた新ルールの制定は、いずれも「女流棋士」の存在理由を問い直す、重要なファクターとなっている。

 女流棋士は、何のために「棋士」との二刀流を目指すのか。そして棋士でもなく、アマチュアでもない女流棋士とは将棋界にどう位置づけられる存在なのか。

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©︎細田忠/文藝春秋

「やはり規定をつくる以上、長く続くものであってほしい。女流棋士という存在が、これからも後輩たちの目指すところであってほしい。それが私の願いです」

 半世紀以上に及ぶ女流棋士の歴史はいま、重大な岐路に立たされていると言えよう。

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