大谷翔平を筆頭に、過去最多・8人のメジャーリーガーが参加している侍ジャパンが、ワールドベースボールクラシック(WBC)連覇に向けて好発進を見せた。“過去最強”と称されるチームのここまでの戦いを、西武などで活躍し、日本代表として国際大会への出場経験もある元プロ野球選手のG.G.佐藤氏に振り返ってもらった。

大谷らメジャーリーガーの活躍もあって、好発進を見せた侍ジャパン ©文藝春秋

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国際大会は「最初が肝心」台湾戦の快勝が大きかった

「いやもう初戦の台湾戦がすべてだと思います。本当、いいスタートを切れましたからね」

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 盛り上がりを見せているWBC2026において、一番乗りで準々決勝進出を決めた侍ジャパン。G.G.佐藤氏は、その快進撃の要因に13-0で大勝した台湾戦を挙げた。

初陣となった台湾戦、侍ジャパンは大谷翔平の満塁弾が口火を切って一挙10得点。序盤から突き放し、最終的に7回コールドで勝利した ©文藝春秋

「2024年の『プレミア12』の決勝で負けたチームですし、実力のある相手に大量得点できるとは思っていませんでした。ほとんど全員の選手にヒットが出ましたし、1本出るか出ないかで選手のメンタルも変わるので、あれだけの勝ち方ができると嫌でも勢いが出るものです。井端弘和監督も試合前『勢いづく試合をしたい』と語っていましたし、まさにその通りになりましたね」

 そう言うと、佐藤氏は自身が日本代表として戦い、4位に終わってしまった2008年の北京五輪を思い出し、つづけた。

北京五輪では初戦を落とし、勢いに乗り切れなかった ©JMPA

「北京五輪は初戦のキューバ戦を落としてしまって、上手く波に乗れなかったんですよ。星野仙一監督も大会後に『初戦の敗退が痛かった』とよく言ってましたし、やっぱり短期決戦の国際大会は最初が肝心なんですよ」