「G.G.さんみたいになったら……」鈴木誠也が語っていた懸念

 打球に対して果敢にチャレンジした結果ではあったが、捕球に至らず相手のタイムリーとなったシーンも見られ、佐藤氏は自身の過去の記憶が脳裏によぎるという。

 北京五輪で佐藤氏は、本来の守備位置であるライトではなくレフトを任され、準決勝と3位決定戦で致命的なエラーを犯しチームの足を引っ張ってしまった過去がある。

北京五輪に出場した際のG.G.佐藤氏 ©JMPA

「普段と違う守備位置に入るのは、本当に不安なんですよ。ボールの見える角度が全く違いますからね。鈴木選手の場合、東京ドームはもちろん、準々決勝~決勝が行われるマイアミも慣れているとは思いますが、ミスが許されない大会なので、不安は拭えないと思います。やはりセンターは、本職の選手が守った方がいい」

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 以前、東京五輪のメンバーに鈴木が選出されセンターを守ることになった際、「G.G.佐藤さんみたいになったら許してください」と語っていたが、その言葉を聞いたとき佐藤氏は「そうだろうな」と率直に思ったという。

かつて鈴木誠也は、慣れないセンターを守るに当たって「G.G.佐藤さんみたいになったら許してください」と語っていた ©文藝春秋

「そりゃ気持ちはわかりますよ。あの鈴木選手が言うってことは、やっぱりそれだけ不安だからでしょうし、それを取り除いてあげるのが監督の役目だと思うんです。センターは本職の周東佑京選手を入れて、鈴木選手をライトにするなどいろいろな選択肢はあると思います。まあ僕をいい教訓として、同じ失敗を繰り返さないで欲しいと願うばかりですね」

次の記事に続く 「大谷翔平」でも「鈴木誠也」でも「吉田正尚」でもなく…G.G.佐藤が挙げる侍ジャパンの“意外すぎるキーマン”とは「ベンチ内の安心材料でもあると思います」

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