「歴代最強」侍ジャパン、死角があるとすれば……

 1次ラウンドで3連勝を飾った今大会のメンバーは“歴代最強”と呼ばれているが、佐藤氏もそれには同意する。

「大谷翔平選手を中心に、メジャーリーガーも多く参加していますし、また前回のWBC優勝を経験したメンバーも多い。実績も経験も含め最強といっても過言ではないでしょう。けど……」

 そう言葉を切ると、大会前から懸念していた点を教えてくれた。

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「抑えの投手が少ないことが心配でした。井端監督は松本裕樹投手から大勢投手で勝利の方程式を作りたい意図があるのでしょうが、この2人は失点をしています。藤平尚真投手あたりを今後どう使っていくのかカギになってくると思いますね」

現在、抑えとして機能している大勢はオーストラリア戦で2発を浴びてしまい、不安を残した ©文藝春秋

 そして打線に関しては、ここまで3戦で12打席無安打の近藤健介について言及する。

「第1、2戦は大谷選手の後ろの2番を任されて難しさがあったと思うんです。第3戦では3番になりましたが、チームのリズムに乗れていない印象です。レギュラーシーズンでは3試合ノーヒットなんて普通にあることですけど、短期決戦で負けられないとなると、井端監督はいろいろと決断しなければいけないと思います。

 近藤選手の代打で出た森下翔太選手もいますし、オーストラリア戦でタイムリーを打った佐藤輝明選手もいる。次のチェコ戦は、1位突破も決まっているので、準々決勝に向けいろいろと試すゲームになると思いますね」

 そして佐藤氏がもうひとつ気になっているが、鈴木誠也の守備である。カブスでは主にライトを守る鈴木だが、侍ジャパンではセンターを任されている。