連覇に向けたポイントは、どこにあるのか

 さて今後、侍ジャパンはチェコ戦を経て、準々決勝を戦うためにアメリカへ渡る。相手はまだ確定していないが、ベネズエラかドミニカ共和国といった優勝候補との対戦が濃厚だ。

「言うまでもなく、超重要なのは準々決勝。ここでいい勝ち方ができれば、連覇も夢ではないと思います。前回のメキシコ戦もそうですけど、アメリカに渡ってからの初戦は本当に難しい。場所や環境が変わるなか、果たして自分たちのプレーができるのか」

 厳しい戦いが待っているが、佐藤氏は、今の侍ジャパンの野球の質を考えれば、きっとやってくれると信じている。

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「正直、今の日本野球は最強だと思っているんです。スモールベースボールという礎があり、昨今ではパワーでも勝負できるようになってきた。スモールとパワーを組み合わせた野球を、僕はコンテンポラリー(現代的)ベースボールって呼んでいるんですよ。この最強のコンテンポラリーベースボールを体現できるのは侍ジャパンだけですからね」

G.G.佐藤氏 ©文藝春秋

 決戦の日は近づいている。佐藤氏は侍ジャパンに次のようにエールを送る。

「僕らOBも含め、日本中のファンの皆さんが多大な期待を寄せていますが、なにより選手たちが楽しんでやってくれるのが一番だと思います。あまりプレッシャーを感じず、選ばれたことに喜びを感じ、プレーをエンジョイして欲しい。それを全力で応援したいと思います」

 そう語ると、佐藤氏は最後、笑いながら言うのだ。

「そしてG.G.佐藤以上に派手なエラーはしないで欲しい。僕の仕事がなくなっちゃうので、それだけは勘弁してほしいですね」

次の記事に続く WBCイタリア代表、大半が「アメリカ人選手」で国内には不満も…G.G.佐藤が明かす“サッカー大国”の意外過ぎる野球事情「そもそも野球を知らない人が多い」

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