たった1人の選手が、国中に衝撃を与えている
ホセ・モタは、大谷がメジャー入りを果たしたときにエンゼルスのテレビ放送チームの一員であり、今回は日本ラウンドの中継のために、MLBネットワーク放送の一員として来日した。
「どんな感じなのだろうと想像は膨らませていたけど、これほどの大騒ぎになっているとは思ってもいなかったよ」
そうモタは語った。
「たった1人の選手が、国中に衝撃を与えているんだよ。地方で開催された練習試合でも、聞こえるのは“大谷がこれをした、大谷があれもやった”ばかりだった。東京での期待感は、“大谷が来る、やっとここに来る”ばかりだった」
日本では誰からも身を隠そうとしていなかった
モタがもう一つ驚いたのは、大谷がいかに日本の人々にとって接触しやすい存在であるかという点である。アメリカにおいて、大谷はずっと孤高の存在だった。大谷が一度ニューヨークに行ったとき、ある報道陣が「マンハッタンでいちばんお気に入りのレストランはどこか」と聞いたのだが、大谷の返答は、
「ホテルから外出したことがありません」
というものだった。日本において、WBCの開催中、大谷はしばしばファンの輪の中にいた、モタの言葉を借りれば、「大谷は隠れていなかった」ということになる。
「大谷がホテルにいた。大谷がロビーにいた、エレベーターで会った、とファンが言っていた。誰からも身を隠そうとしていなかったんだ。今やショウヘイは全世界に知られた野球の顔だよ。もうそれ以外に表現のしようがない。なのに、日本では、たんなる野球選手の1人なんだ。それだけだよ。日本人の1人なんだ。日本でのショウヘイはそんな感じだったな」
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