厳しさが続くリーガルの決算

そんなリーガルも近年の決算内容は当然厳しく、今回のリストラにつながっているわけですが、2026年3月期第3四半期連結決算は

売上高 158億2800万円(対前年同期比4.3%減)
営業損失 6億6200万円
経常損失 4億8000万円
当期損失 5400万円

と減収赤字になっています。

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通期見通しも

売上高 229億円(同2.8%減)
営業利益 5000万円(同87.4%減)
経常利益 2億1000万円(同57.8%減)
当期利益 3億6000万円(同48.6%減)

と減収大幅減益となっています。

個人的には、この通期見通しすら達成できないのではないかと見ています。理由は、4分の3が終わった時点での営業損失が6億6200万円もあるからです。ここから営業赤字を埋め合わせて5000万円の営業黒字に引き上げるには、残る3カ月で7億1000万円強の営業利益が必要となります。達成するのは相当に厳しいのではないでしょうか。

コロナ禍以降続く「革靴離れ」

11年前の2015年3月期と比べると、リーガルコーポレーションが売上高も営業利益も大きく落としていることがわかります。

2015年3月期の売上高は360億3000万円で、営業利益は20億7700万円となっています。これと比較すると2026年3月期見通しは売上高が36.4%減、営業利益に至っては97.5%減と大きく落ち込んでいることがわかります。

売上高が300億円台を割り込んだのは20年3月期からですが、20年3月末の時点ではまだコロナ自粛は本格化しなかったので、すでに経営悪化の兆候が表れていたといえます。21年3月期以降の大幅減収は明らかにコロナ自粛に拠るものでしょう。ただ、注目すべきはコロナ自粛が解除された24年3月期、25年3月期も売上高は300億円まで回復せず、微増にとどまっています。これは完全に革靴の需要自体が減少していることを表しています。

その最大の原因は先述した「ビジネスマンの革靴離れ」と、スニーカーへの切り替えにあるといえます。