親族に咎められても、残虐な犯行は止まらず……
主犯格・山下被告の主張では、店の売り上げに手を付けてトラブルになり、手伝いとして働く中でミスも続いていたBさんから「次にミスをしたり、お金に手を付けたりしたらそういうこと(恐らく大便を口にする行為)をします。なので許してください」と言い出したのだという。
検察官「Bさんに屈辱的なことをさせることに、抵抗はなかったのですか?」
山下被告「そのときは特になかったかも……」
検察官「大便を目の前にして躊躇する姿を見てどう思ってたんですか?」
山下被告「本当にしんどいんだろうなぁ、と」
最終的に行為を止めたのも、Bさんに水を渡してあげたのも自分であると主張していたが、そもそも犯行を主導していた立場であることからむなしく響いた。
この事件は、その衝撃的な内容から大々的に報道された。山下被告が経営していたトレーディングカードの店は、建物から解約して欲しいと頼まれ解約。その他、携わっていた事業も全て撤退して、今は父が営む設備工事の仕事をしている。
私生活にも大きな影響が出た。これまで家では家事、育児を精力的に手伝っていたというが、子どもが通う幼稚園からは事件後「送迎に一切来ないで欲しい」と拒絶されたという。
妻から怒鳴られるも、残虐な犯行は続いた
裁判では、情状証人として山下被告の父親と妻、橋本被告の母親らがそれぞれ出廷した。いずれも被害者に深い謝罪の意思を示し、被告人らに強い不快感を述べた。
主犯格である山下被告の妻は、Bさんに大便を食べさせる動画が共有されるとすぐに怒鳴りつけたという。「ありえないことをしている」、「自分の子どもにされたら許せないだろう」とも諭した。しかし、その後も犯行はさらに続いていった。
橋本被告の母親は、息子について「学生時代から友人に囲まれ、生徒会に所属するなど教師からの信頼も得ていた」と主張。しかし、強く主張すればするほど、実際に行われた犯行とのギャップが大きくならざるを得ず、母親としても困惑している様子が伝わってきた。
