愛犬デコピンとのリンクコーデも
また、2024年に大谷選手がMVPに選ばれた際には、大谷選手は黒のTシャツに“デコピンカラー”のセットアップを羽織り、真美子さんはモノトーンの小紋柄シャツワンピースを着用。
一見関連性がないように見えるが、真美子さんのワンピースには、大谷選手に合わせた黒のインナーが覗いていた。さらに、愛犬デコピンも黒い服を着ており、家族3人でのさりげないリンクコーデが完成していた。
大谷夫妻のリンクコーデの中でも、特に遊び心にあふれているのが、愛犬「デコピン」をテーマにしたものだ。きっかけは、2024年7月のオールスター戦に先立つレッドカーペットショーで大谷選手が着用した一着のジャケットだった。
一見するとシンプルなベージュ系のセットアップ。しかし、彼がジャケットを広げると、その裏地にはデコピンのイラストがびっしりとプリントされていたのだ。
「これには関心しました。昔の日本の男性は、羽織の裏地に富士山や浮世絵を描くなど、“裏地のおしゃれ”を楽しみました。着物の下に着る長襦袢に派手な柄を忍ばせることもあった。見えないところにこだわるのが『粋』であり、男の色気だったのです。大谷選手のこのジャケットは、まさにその現代版。みんなを驚かせようというサービス精神が旺盛な、彼らしさが表れています」
さらに、夫妻はこの「デコピンカラー」でも見事なリンクコーデを披露している。
2025年にMVPに選ばれた大谷選手は、発表の際に、細番手の糸で編まれた「デコピンカラー」とも言える明るい茶色のニットを着用。そして真美子さんもブラウンのシャツカラーワンピースで登場した。
「普通なら、男性がシャツジャケットで、女性がニットを選びそうですが、ここでは逆。大谷選手が網目の凝ったエレガントなニットを着こなすことで、彼の新たな一面を見せたいというブランド側の意図があったのかもしれません。それを真美子さんがシャツワンピースで受け止める。二人のファッションの逆転が、非常におしゃれに見えました」


